神戸ビーフってどんなお肉?おいしさの秘密を徹底解説!

知って損は無い「グルメの秘密」
肉類  |

世界的に有名なブランド肉である神戸ビーフ。オバマ大統領が来日時に「神戸ビーフを食べたい」とリクエストしたことからも、その抜群の知名度がうかがえますね。

このように、日本を代表する「特別な牛肉」として愛されている神戸ビーフですが、一体どのような点が「特別」なのでしょうか。

今回は、神戸ビーフの特長とともに、その美味しさの秘密をお伝えします。知れば知るほど食べたくなる神戸ビーフの魅力にぜひ触れてみてください。

「神戸ビーフ」の定義

神戸ビーフは、兵庫県産の黒毛和牛「但馬牛」の中から明確な定義のもと厳選され、「神戸肉流通推進協議会」による認定を受けた牛肉を指します。その定義の厳しさは日本一ともいわれるほど。この厳しい認定基準が「特別」といわれる理由の1つです。

「但馬牛」は繁殖、生育ともに指定の生産者によって行われ、出荷まで一頭一頭管理されています。良質な稲わらやとうもろこし、麦などの飼料をたっぷり食べ、ストレスのない環境で2年以上かけ生育された雌牛、去勢牛の中から、検査で「合格」とされた牛だけが「但馬牛」として出荷されるのです。

そうして検査を通過してきた但馬牛の中から以下の基準を満たしたものだけが「神戸ビーフ」として格付けされます。

神戸ビーフの定義・未経産牛、去勢牛であること
・霜降りの度合いを表す「BMS」がNo.6以上
・過食部分の割合がA・B等級
・頭や内臓などを取り去った「枝肉」の重量が499.9Kg以下
・肉質のきめ細かさ、しまり具合が優れていること

このように、いくつもの検査に合格してようやく「神戸ビーフ」として認定されるのです。まさに「選りすぐりの牛肉」であるといえますね。

神戸ビーフのおいしさの特長

厳しい基準に合格し、その肉質が上等であると認められた神戸ビーフ。その神戸ビーフの肉質には、大きな3つの特長があります。

《融点の低い霜降り》
神戸ビーフの脂肪分は非常に融点が低く、なんと人肌で溶けるほど。その脂肪分(サシ)が細かく赤身の中に入り込んだ「霜降り」のお肉は、舌の上で繊細に溶けていきます。

《上品な甘みのある赤身》
神戸ビーフの赤身は上品な甘みがあり、脂肪の持つ牛肉本来の風味との相性は抜群。また肉繊維がきめ細かく、舌触りがなめらかなのも神戸ビーフの特長です。

《豊富なうまみ成分》
神戸ビーフは脂肪の風味の決め手である「オレイン酸」や、うまみ成分の「イノシン酸」を豊富に含んでいます。科学的にみても、神戸ビーフは「人がおいしいと感じる要素」に富んでいることが明らかにされています。

赤身と脂肪のバランス、香り、舌触り、そしてうまみ。どれをとっても、神戸ビーフは「最上級」の牛肉であるといえますね。

本物の神戸ビーフを味わうなら指定登録店へ

郡山焼肉_神戸ビーフ

郡山で最上級の神戸ビーフの焼肉が食べられる「もうもう亭」

神戸ビーフは繁殖や生産だけでなく、卸売店、小売店、飲食店においても「指定登録制」をとっています。指定登録店は神戸肉流通推進協議会が「本物の神戸ビーフを食べられるところ」と認めたお店で、全国の限られた店舗が登録されています。

福島県郡山市にある「もうもう亭」もそんな指定登録店の1つ。東北で指定登録店に認定されている、唯一のお店です。「ブランド牛のおいしさを堪能してほしい」という思いから、牛肉はオーダーが入ってからカットをするというこだわりよう。さらには厳選されて流通している神戸ビーフの中でも、より甘みの強い「A4等級の未経産牛」のみを仕入れているというから驚きです。

最上級の神戸ビーフを、すき焼き、しゃぶしゃぶ、焼肉など様々な料理で堪能できるもうもう亭。とろけるような最高の牛肉を味わってみたい方は、ぜひ一度足を運んでみてください。

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